アカデミー通信

人と同じはつまらない

人と同じことをしたくない

これは僕が高校生のころから考えていたことです。

自分がかっこいいと思った髪型だったり、
服装だったり、音楽だったり、、、

周りと同じものってなんかカッコ悪い。
オリジナリティを追求したい。
誰かの真似をするなんてカッコ悪い。

そんなふうにずっと考えていたんです。

そのまま大人になって、
東京でアパレルの店長をやっていた時も
オリジナリティを追い求めていました。

タヒチに旅行に行ったのをきっかけにカメラを手にして、仕事にしようとがんばっていたときも常に

「人と同じ写真はつまらない」

と思っていました。

結構良い写真を撮っていました

自分はこういう写真が得意だな
こういう写真だったらそこそこいい線いけるんじゃないか

そう思いながら、いろんな写真を撮っていました。
機材を増やし、テクニックを身につけ、
どんどん腕を磨いていました。

実際、結構良い写真を撮っていたと思いますし
今もその頃の写真は結構好きで良い思い出です。

しかし・・・

プロの写真家になるために
依頼される仕事は何でも受けていましたし
知り合いから紹介されてお仕事をいただくこともありました。

感謝はされるし、嬉しそうな感想はいただくのですが
どうにもリピートされない。

もっとスキルをつけないと、と思っていろいろがんばりました。

でも、どれだけやっても変わらず
こういう部分工夫してるんですよ、という話をしても
「へー、すごいですね」レベルの感想ならまだ良い方で、
「へー、そうなんですね」とつれない返事をもらうことばかり。

どうしたらいいんだ・・・

そう思って当時の師匠に相談してみたところ

「まずはこれをやってみろ」

と、教科書のような撮り方を勧められ、
僕は

こんなのオリジナリティもクソもない・・
別に僕じゃなくてもいいじゃないか・・
これくらい普通にできるので、バカにしないでほしい・・

と思っていました。

ですが、師匠がそう言うので仕方なくやってみました。

 

すると、

どんどんスキルが伸びていきました!

基本を忠実にやることで
自分が得意とする撮影だけじゃなく
撮影の幅が拡がりました。

仕事としてやっていくには
苦手な撮影をやることもたくさんありますし、
趣味では取らないような写真を求められることもしょっちゅうです。

そんなとき、
基本をしっかり押さえておくことで
幅広い現場に対応できる力が付きました。

プロだからこそ基本が重要だと痛感させられました。

これはいいぞ!

そう思っていたのですが

仕事で求められる写真は面白みがありませんでした。

誤解のないように言いますが、
クライアントさんは素晴らしい方ばかりですし、なぜその写真を必要としているかも分かります。

その方の撮影をさせていただけること、
クライアントさんに貢献できたことは嬉しかったですし
世間に僕の写真が出ることもあり
それはそれは鼻が高い気持ちでした。

ですが・・

世間はこんな物を求めてるのか・・
もっとキレイな写真も撮れるのに・・
もっと面白みのある写真をクライアントに提供したい・・

という想いが拭えませんでした。

ですが、気づいたことがあります。

それは、エゴです。

以前の僕は、僕が撮りたいものだけを撮っていました。

僕にとっては間違いなく良い写真を撮っていましたし、
今でも好きな写真がたくさんあります。

でも、それは必ずしも、
クライアントさんが求める写真ではありませんでした。

 

クライアントさんにはクライアントさんの目的があって
撮影を依頼していただけます。

依頼されて、お金をいただいて撮る写真だからこそ
クライアントさんが求める写真であるべきです。

この視点が抜けていました。

 

そこから、ただ撮影の技術だけではなく、
何が求められているのかを考えるようになりました。

何を求めているかを知るために
自己投資していろんなことを学びました。

僕がカメラ以外のことに投資するなんて・・と思いましたが、
よりクライアントさんのことを考えられるようになり

クライアントさんが希望を言葉にできなくても
クライアントさんの希望を具現化することができるようになり
「これです!」と言ってもらえることが増えました。

自分のオリジナルへのこだわりを捨てることで、
間違いなくクライアントさんの評価は上がり
仕事として食べていけるようになりました。

そこから仕事としてやっていくなかで

僕がたどりついたオリジナリティ

があります。

それは、

クライアントさんが求める世界を理解した上で
まるやならばどう表現するか?

ということです。

クライアントさんにとって
皆まで言わなくても
自分が求める写真を撮ってくれるカメラマンは
リピートしたくなります。

ですが、僕は仕事において

  • 誰よりもクライアントさんを愛する
  • クライアントさん自身、
    何を求めているかがわからなくても
    すぐに具現化して提供できる
  • クライアントさんが求めている以上のことを
    提供し、感動を与える

ということモットーとしています。

誰よりもクライアントさんの未来を応援し
クライアントさんが自分に自信を持てたり
自分自身を愛せるようになる。

そんな「未来を変える写真」を撮ることで
クライアントさんと二人三脚で
クライアントさんがの未来を実現しています。

でもこれは

遠い未来ではありません。

ですが、順を追ってたどらないと
いつまでもオリジナリティや差別化を追求して
「自己流で事故る」写真家になります。

せっかくまるやに出会ってくれたあなたには
そうあってほしくありませんので、
改めてここまでに道を振り返ると

守破離

につきます。

守破離とは?

「守」:師の教えを忠実に守ること=基本の段階
「破」:自分で考え工夫すること=自立の段階
「離」:独自の新しい世界を確立すること=創造の段階

まずは師の教えを忠実に守る。
すなわち、言われたことを素直にやること。

この「基本」が本当に重要です。

自分の考えを入れるのではなく
型をしっかり守り
型に忠実にやります。

そして、1日2日でOK、ではなく
とにかくとことんやります。

僕は何年やったかわかりません。

そして、「守」ができれば、写真家として食べていけます。
逆に言えば、写真家一筋で
十分に食べていけるまでは「守」です。

 

そしてやっと「破」
自分の考えを入れてみることなのです。

それでも、師匠をつけて学び続けました。
お互いの考えについて語り合えるようになりました。
僕のことも褒めてくれるようになりました。

 

そしてそれも十分にやった上で
ようやく「離」

オリジナリティとは
ここまでたどりついた状態なのです。

 

断言します。

最初からオリジナリティは事故ります

よくうまくいった秘訣を聞かれますが、
「素直に実践」をしただけなんです。
オリジナリティで最初からうまくいくわけなかったんです。


もしかするとあなたは、
先輩に、上司に、講師といった人に
アドバイスをもらったとき

「でも、、、」
「だって、、、」
「自分は、、、」

と思っているかもしれません。
(口に出ている人もいるかもしれませんね)

ですがそれは、
まだうまくいっていない状態の
自分の思考です。

まずはうまくいっている人
先行く人の思考を十分にインストールして
何がうまく行く要因なのか
何がうまく行かない要因なのかを
頭ではなく
実際に体験して身につけることです。

 

そして、安心してください。
あなたのオリジナリティで、あなただからと指名されます。

「守」の段階で指名でリピートされるようになりますが
その状態になってようやく、あなたのオリジナリティを出せるようになるんです。

そうなったとき、
あなたはあなたの色でお客さんを獲得していることでしょう。

ぜひ、楽しみにしておいてください。

本編の動画はこちらをご覧ください

第1話 未来を変える写真家とは?

未来を変える写真家とは何なのか?なぜ動画の時代である今、写真家が求められているのか?カメラを仕事にして月収50万を超え独立するには何が必要なのか?そしてなぜ、僕があなたにこのスキルを教えてしまうのか?

第2話 プロ並みの撮影スキルを身につけるテンプレートとは!?

未来を変える写真家になるには、撮影スキルは最低限で大丈夫です。撮影テンプレートを使えば、いきなりプロ並みの撮影が誰でも簡単にできてしまいます。そんな撮影テンプレートを、実際の撮影風景とともに公開します。

第3話 はじめてのお仕事を獲得しよう

未来を変える写真家として報酬を得るために、撮影のお仕事を受注する方法をお伝えします。この方法、ハードルが高いように見えるのでチャレンジしない人が多いのですが、実は・・・

第4話 「良い写真」を撮り、未来を変える写真家になるには?

「愛のある良い写真」が撮れれば、感謝されるどころか、被写体の方も、その写真を見た方までも、涙を流されるほど深い感動を呼ぶ写真になります。しかしそれは奇跡の1枚ではなく、実はノウハウがあるんです。